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祝福とは  category
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「祝福の起源」  (111127)      荒井好光

                 申命記28:1~14

私たちはそれぞれ、信仰に入る動機は様々であると思います。ある人は不安や、心配事から解放されるのではないか、との思いから信仰を求めたのではないでしょうか。あるいは、信仰者の交わりに魅力を感じて信仰を求めたという人もいると思います。あるいは、生まれた時から信仰を持っていくのが当たり前という環境から信仰を求めたという人もおられるのではないでしょうか。
何(いず)れにしても、信仰によって私たちの求めは十分に叶えられていると言うことが出来ると思います。世界の創造主である方は私たちに平安を与え、真理の故に確かな道を見出し希望に生きる者と導かれています。

アブラハムの甥(おい)ロトはアブラハムと行動を共にしていましたが、家畜や使用人が増えたために別れましたが、彼はソドムに住むことになりました。しかし、そこは非常に退廃した不品行な町であった訳です。

 

 

 

 

 

 


やがて神様によってその町を滅ぼされることとなりましたが、神様はあらゆる方法をもってロトを滅びの町から救い出そうとされました。最終的にロトと娘二人が助け出された訳です。ロトの子孫はモアブ人とアンモン人です。
創世記19:20には次のように述べられています。「こうして、ロトの住んでいた低地の町々は滅ぼされたが、神はアブラハムを御心に留め、ロトを破滅のただ中から救い出された」。
つまり、神様が救おうと思う者は必ず救われると言うことです。私たちが真(まこと)の神様のもとにたどり着いたと言うことは素晴らしい祝福であり恵みであると言うことを覚えたいと思います。私たちはあらゆる禍(わざわい)から守られていると言うことを覚えたいと思います。

しかし、更に私たちは学びたいことは、神様は私たちの今の祝福を守られると言うだけではなく、更に大きな祝福を与えようとしておられると言うことです。
私たちは今の祝福を守るために神様を頼りとするだけでなく、更に大きな祝福を得るために神様を頼りとしたいと思います。
ガラテヤの信徒への手紙3:14に「それは、アブラハムに与えられた祝福が、キリスト・イエスにおいて異邦人に及ぶためであり、」とありますように、神様はイエス・キリストを通してすべてのクリスチャンがアブラハムに与えられた祝福の相続人となっていると言うことを伝えています。

 

 

 

 

 

 

 


アブラハムへの祝福、それは今日のテキストであります、申命記に記されています。28:1に「もし、あなたがあなたの神、主の御声によく聞き従い、今日わたしが命じる戒めをことごとく忠実に守るならば、」とあります。旧約の人々はこの点で失敗しました。つまり、神の戒めを守ることができなかったためにその祝福から墜ちてしまいました。

しかし、今私たちには救い主であり、牧者であるキリストが居られます。私たちは過去の罪が赦されると共に、自分の主導権をイエス様に明け渡すことによって神の言葉に全く従うことができるようになっています。
つまり、申命記28章に記されている「神の祝福」をすべて受け取ることができると言うことです。私たちはただ、今の生活を守るために神様を頼りとするだけではなく、素晴らしい祝福を得るために積極的に神様にお頼りしたいと願う訳です。
申命記28章に記されている祝福を見てみましょう。28:1には「あなたの神、主は、あなたを地上のあらゆる国民にはるかにまさったものとしてくださる。」とあります。28:3には「あなたは町にいても祝福され、野にいても祝福される。」とあります。28:4には「あなたの身から生まれる子も土地の実りも・・祝福され」るとあります。更に28:6では「あなたは入(はい)るときも祝福され、出て行くときも祝福される」。28:12「(主は)恵みの倉である天を開いて、季節ごとにあなたの土地に雨を降らせ、あなたの手の業すべてを祝福される」。28:13「主はあなたを頭(かしら)とし、決して尾とはされない。あなたは常に上に立ち、決して下になることはない」とあります。

神様はあらゆる点で神様に忠実な者に祝福を注いで止まないお方です。これに対して神様が私たちに求めているものは「忠実」(1)であること。「主の戒めを守り、その道に従って歩むならば」(9)と言う事です。14節では「あなたは、今日わたしが命じるすべての言葉から離れて左右にそれ、他の神々に従い仕えてはならない。」と言うことです。
アブラハムとの契約においては「(わたしの前に)全き者となりなさい。」(創17:1)と勧めています。

 

 

 

 

 



更に(創)15章の1節から見てみましょう。(神の約束)「15:1 これらのことの後で、主の言葉が幻の中でアブラムに臨んだ。「恐れるな、アブラムよ。わたしはあなたの盾である。あなたの受ける報いは非常に大きいであろう。」15:2 アブラムは尋ねた。「わが神、主よ。わたしに何をくださるというのですか。わたしには子供がありません。家を継ぐのはダマスコのエリエゼルです。」15:3 アブラムは言葉をついだ。「御覧のとおり、あなたはわたしに子孫を与えてくださいませんでしたから、家の僕が跡を継ぐことになっています。」15:4 見よ、主の言葉があった。「その者があなたの跡を継ぐのではなく、あなたから生まれる者が跡を継ぐ。」15:5 主は彼を外に連れ出して言われた。「天を仰いで、星を数えることができるなら、数えてみるがよい。」そして言われた。「あなたの子孫はこのようになる。」15:6 アブラムは主を信じた。主はそれを彼の義と認められた。15:7 主は言われた。『わたしはあなたをカルデアのウルから導き出した主である。わたしはあなたにこの土地を与え、それを継がせる。』」

5:1では「わたしはあなたの盾である。 」 と言い「あなたの受ける報いは非常に大きい。」と言っています。また、「あなたの子孫はこのようになる。」(15:5)と天の星を指し示して語りました。
15:6  「アブラムは主を信じた」。つまり、「あなたの子孫は(星の数程に増える)。」(15:5)との祝福を信じました。
アブラハムはイサクをイサクはエサウとヤコブを、ヤコブは12部族の父となりユダはマリアの夫ヨセフの祖先となりました。
そして、キリストを通して今、キリスト者と言われる人々は天の星のように、また海辺の砂粒(13:16)のように増え広がっています。
      アブラハムへの約束(創)15:13~16(主はアブラムに言われた。「よく覚えておくがよい。あなたの子孫は異邦の国で寄留者となり、四百年の間奴隷として仕え、苦しめられるであろう。15:14 しかしわたしは、彼らが奴隷として仕えるその国民を裁く。その後、彼らは多くの財産を携えて脱出するであろう。15:15 あなた自身は、長寿を全うして葬られ、安らかに先祖のもとに行く。15:16 ここに戻って来るのは、四代目の者たちである。それまでは、アモリ人の罪が極みに達しないからである。」)、

 

 

 

 

 

 

 

 

 


18~21(その日、主はアブラムと契約を結んで言われた。「あなたの子孫にこの土地を与える。エジプトの川から大河ユーフラテスに至るまで、15:19 カイン人、ケナズ人、カドモニ人、15:20 ヘト人、ペリジ人、レファイム人、15:21 アモリ人、カナン人、ギルガシ人、エブス人の土地を与える。」)。アブラハムは「(主に)全き者。」(17:1)であって、主の約束にも、その言葉通りに信じました。
 「祝福の起源」。祝福は神様から来る、と言うことを改めて確認をしたいと思います。

申命記28:6「あなたは入るときも祝福され、出て行くときも祝福される。」
その条件は一つだけです。申命記28:1「もし、あなたがあなたの神、主の御声によく聞き従い、今日わたしが命じる戒めをことごとく忠実に守るならば、」と言うことです。主をどこまでも信頼してまいりましょう。

《今日の聖書》

申命記28:1 もし、あなたがあなたの神、主の御声によく聞き従い、今日わたしが命じる戒めをことごとく忠実に守るならば、あなたの神、主は、あなたを地上のあらゆる国民にはるかにまさったものとしてくださる。28:2 あなたがあなたの神、主の御声に聞き従うならば、これらの祝福はすべてあなたに臨み、実現するであろう。28:3 あなたは町にいても祝福され、野にいても祝福される。28:4 あなたの身から生まれる子も土地の実りも、家畜の産むもの、すなわち牛の子や羊の子も祝福され、28:5 籠もこね鉢も祝福される。28:6 あなたは入るときも祝福され、出て行くときも祝福される。28:7 主は、あなたに立ち向かう敵を目の前で撃ち破られる。敵は一つの道から攻めて来るが、あなたの前に敗れて七つの道に逃げ去る。

〈要約〉

信仰を求めることによって私たちの求めは十分に叶えられています。世界の創造主であられる方は私たちに平安を与え、真理の故に確かな道を見出し希望に生きる者と導かれています。アブラハムの甥(おい)ロトは退廃した不品行な町ソドムに住んでいましたが、その裁きの日には神様はロトと娘二人を助け出されました。「こうして、ロトの住んでいた低地の町々は滅ぼされたが、神はアブラハムを御心に留め、ロトを破滅のただ中から救い出された」(創19:20)。つまり、神様が救おうと思う者は必ず救われると言うことです。私たちが真(まこと)の神様のもとにたどり着いたと言うことは素晴らしい祝福であり恵みです。私たちはあらゆる禍(わざわい)から守られていると言うことを覚えたいと思います。しかし、更に私たちが学びたいことは、神様は私たちの今の祝福を守られると言うだけではなく、更に大きな祝福を与えようとしておられると言うことです。私たちは今の祝福を守るために神様を頼りとするだけではなく、更に大きな祝福を得るために神様を頼りとしたいと思います。ガラテヤ3:14にあるように神様はイエス・キリストを通してすべてのクリスチャンがアブラハムに与えられた祝福の相続人となっています。


アブラハムへの祝福、それは今日のテキストであります、「もし、あなたがあなたの神、主の御声によく聞き従い、今日わたしが命じる戒めをことごとく忠実に守るならば」(申命記28:1)。旧約の人々はこの点で失敗しましたが、今私たちには救い主であり、牧者であるキリストが居られます。私たちは過去の罪が赦されると共に、自分の主導権をイエス様に明け渡すことによって神の言葉に全く従うことができるようになっています。故にアブラハムへの祝福に与る者となっています。「あなたは町にいても祝福され、野にいても祝福される。あなたの身から生まれる子も土地の実りも・・祝福され」る。「あなたは入(はい)るときも祝福され、出て行くときも祝福される」。「(主は)恵みの倉である天を開いて、季節ごとにあなたの土地に雨を降らせ、あなたの手の業すべてを祝福される。主はあなたを頭(かしら)とし、決して尾とはされない。あなたは常に上に立ち、決して下になることはない」(申28:3、4、6、12、13)。創世記5:1で神様は「わたしはあなたの盾である」 と言い「あなたの受ける報いは非常に大きいであろう」と言っています。また、「あなたの子孫はこのようになる」(5)と天の星を指し示して語りました。「アブラムは主を信じた」(6)。つまり、「あなたの子孫はこのようになる。」(5)との祝福を信じました。アブラハムへの約束は今キリストを通して実現しています。「祝福の起源」。祝福は神様から来る、と言うことを改めて確認をし信頼してまいりましょう。

祝福の起源yoshimitsu arai
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